平成29年度「家庭の日」作品コンクール 最優秀賞(一・二年の部)
「家ていの日」
田村市立船引南小学校 2年 佐藤 初音
わたしは、おとうさんとおかあさんの三人家ぞくですんでいます。休みがあるときは、おかあさんのじっ家のあいづによくかえります。いとこのみんながあつまると二十一人の大家ぞくになります。とても、たのしいです。
わたしが、一ばんすきなことは、みんなで食べるしょくじの時間が大すきです。おいしくていつもおかわりをしちゃいます。いつも、ばあちゃんが、
「人の数もおかずになるからおいしいんだよ。」と言います。そのごはんのおかずをつくっているのは、わたしのおかあさんです。いろいろなおかずをたくさんつくってくれます。やさいがたくさんつかわれていて、おいしくておかわりします。
もう一つのたのしみは、みんなそろっておはかまいりに行くことです。ばあちゃんが、いつも話すことがあります。それは、
「ごせんぞさまを大切にしなさい。」
と言います。
「じぶんが、今こうしてたのしい時間をすごせているのは、いのちをつないでくれたごせんぞさまのおかげなので、年に三回のおまいりは、わすれずにしなさい。」
と言います。あそぶことは後まわしにして、かんしゃして手をあわせる。年に三回のおまいりは、春ひがん、おぼん、秋ひがんです。だから、わたしは、じぶんのじいちゃんばあちゃんのおはかと、おかあさんのじっ家のおはかをおまいりします。
早おきするので、はじめはねむいし「いやだなぁ」と思うこともありました。でも、みんなでぜんぶおわらせるとなぜか心がスッキリして、スーッとします。じぶんの気持ちがととのうような気にもなり、少し元気がでます。わたしが、生まれたときからつづけていることなので、「いやだなぁ」とか、「いきたくない」と言う気もちは、ありません。大人になっても、ずっとまもりつづけていきたいことの一つです。
いとこが、たくさんいるのでいろいろとおしえてもらうことができて、たのしくべんきょうすることができます。あいづのじいちゃんばあちゃんの家にいくのがうれしいです。たくさんの話し声の中にいるのが大すきです。いつも一人あそびをしているわたしにとっては、おかあさんのあいづのじっ家は、とても大切で、なんでも教えてもらい、えがおにしてくれる、もう一つのわたしの家です。
ほめてくれるのも二十ばい、ゆうきをくれるのも二十ばい、たのしいのは、二十一ばい。そんな、たいせつな家ぞくがいるので、三人ぐらしでもたのしく生かつできているし、いざという時のみんなの力は、心をつよくしてくれます。
だから、大切な大家ぞくです。