平成30年度「家庭の日」作品コンクール 最優秀賞(1・2年の部)
じまんのつくえ
玉川村立玉川第一小学校 1年 須藤 花歩
いちねんせいになったらかわいいランドセルにへやにはじぶんのつくえがあって、いろんなかざりをおくんだあ。はやくしょうがくせいになりたいな。
あるひ、おかあさんが、
「かほ、うちはよにんしまいでしょ。つくえをよっつもおけないし、かほのつくえはおとうさんにつくってもらおうか。」
といいました。わたしはそれをきいて
「うーん。わたしもおねぇちゃんみたいなつくえがいいな。おねぇちゃんばっかりいつもかってもらってずるい。」
とこたえました。すると、
「そうだね。でもおとうさんがつくるつくえもぜったいすてきだよ。つくえのいろもひきだしのとってもぜんぶかほのすきなのでできるんだよ。」
とおかあさんはいいました。そっかあ、いいかもとだんだんわたしのこころは、ワクワクしてきて、
「わかった。いいよ。」
とへんじしました。
にちようびになるとおとうさんがつくえづくりをしていました。
「きょうはペンキぬりをするけど、かほもいっしょにやるかい。つくえのいろはなにがいい。」
ときかれたので、
「しろがいいな。わたしもやってみたい。」
といって、おてつだいをしました。おとうさんがペンキをぬっているのをみるととてもかんたんそうでした。けれどわたしがやってみると、じょうずにぬれなくてむずかしかったです。
「かほ、きてごらん。」
おとうさんとおかあさんによばれてへやにいってみると、つくえがありました。
「わあ、すごーい。」
とわたしはめをおおきくしました。すごくながいつくえで、わたしといもうとふたりとでわけてつかうつくえです。まっしろでひきだしにはわたしがえらんだキラキラしたダイヤみたいなとってがついています。
「おとうさんすごいね。わたし、とってもきにいったよ。ありがとう。」
といっておとうさんとおかあさんをみると、ふたりともにこにこしていました。
いちねんせいになったいま、まいにちおとうさんがつくってくれたつくえでしゅくだいをするのがわたしのたのしみです。せかいじゅうにひとつしかないだいすきなわたしだけのつくえ。わたしのたからものです。これからもずっとたいせつにして、べんきょうもがんばりたいとおもいます。